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Medical Treatment診療案内
大腸内視鏡検査について
「便潜血陽性と言われた方へ」と題して、大腸がん検診後の正しい対応についてご説明します。
健診の結果で「便潜血陽性」と書かれていると、とても不安になりますよね。でも、まず知っていただきたいのは、「陽性=がんではない」ということです。
陽性者のうちがんが見つかる割合は約2〜5%。早期発見時の5年生存率は90%以上。腫瘍性病変の発見率は30〜50%です。
便潜血検査とは
正式には「免疫学的便潜血検査(FIT)」と呼ばれ、便の中のヒトヘモグロビン、つまり人の血液成分を検出する検査です。
主な目的は大腸がんや進行した大腸腺腫を早期に見つけること。多くの自治体や健診施設では、2日にわたって採便する「2日法」で実施されています。
では、この検査の陽性になる確率はどのくらいでしょうか。受診者全体のうち、陽性となる方は約5〜8%です。そしてその陽性者のうち、実際に大腸がんが見つかるのは約2〜5%。進行した腺腫を含む腫瘍性病変は30〜50%で発見されます。
つまり、陽性の方のほとんどはがんではありません。しかし、だからこそ放置せず、次のステップへ進むことが大切です。
便潜血陽性の原因
では、便潜血が陽性になる原因には何があるでしょうか。大きく3つに分けてお伝えします。
まず最も多い原因が「大腸ポリープ(腺腫)」です。腺腫性ポリープは多くの場合、全く症状がありません。しかし内視鏡で発見すれば、その場で切除でき、将来の大腸がんを予防することが可能です。定期的なフォローアップも重要です。
2つ目は「大腸がん」です。早期の大腸がんは自覚症状がほとんどありません。便潜血検査は、症状が出る前に早期発見できる有効な手段です。症状がないから大丈夫、ではないのです。
3つ目は「痔核・大腸炎・憩室出血」などの良性疾患です。これらも出血の原因となります。ただし——痔があっても、大腸がんやポリープが同時に存在することがあります。「痔があるから大丈夫」は誤りです。
次に行うべき検査
便潜血陽性と言われたら、次に何をすべきか。答えは明確です。「大腸内視鏡検査」です。これがガイドライン上の第一選択です。
内視鏡検査の大きなメリットは、発見と治療を一度に完結できることです。ポリープが見つかれば、その場で切除できます。検査時間は約15〜30分。日帰りで受けられるケースが大半です。
また、鎮静剤を使って眠った状態で行う「無痛内視鏡」にも対応しており、苦痛を大幅に軽減できます。重篤な偶発症の頻度は0.1%未満と、安全性も確立されています。
一方で、「もう一度便検査をしてみよう」と考える方がいらっしゃいますが、これは間違いです。再度の便潜血検査で陰性になっても、病変がないとは言えません。ガイドラインでは、陽性時は内視鏡検査が原則とされています。
陽性の結果を受け取ったら、速やかに大腸内視鏡検査の予約を入れてください。
よくある誤解と正しい知識
便潜血陽性に対して、多くの方が誤解を持ってしまいます。よくある3つのケースをご紹介します。
誤解① 「痔があるから、出血は痔のせい。大丈夫」
正しい知識 痔と大腸がんやポリープは同時に存在することがあります。痔を理由に精密検査を省略するのは非常に危険です。
誤解② 「症状がないから、がんではないはず」
正しい知識 早期大腸がんの多くは全く無症状です。症状が出た時には、すでに進行していることも少なくありません。
誤解③ 「もう一度便検査をすればよい」
正しい知識 陰性になっても病変は消えません。ガイドラインでは内視鏡が必須とされています。再検査で安心するのは誤りです。
「大丈夫」と思い込むことが、最大のリスクです。
早期発見のメリット
では、早期に発見した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず最も重要な数字:早期大腸がんの5年生存率は90%以上です。早期に発見できれば、非常に高い確率で治すことができます。
そして、内視鏡治療のみで完治できるケースも多く、外科手術が不要になる場合があります。当然、手術や抗がん剤治療を回避できれば、体への負担も大幅に減ります。
さらに、入院期間が短くなり社会復帰も早い。医療費の面でも、早期治療は進行してからの治療に比べて大きく抑えることができます。
便潜血陽性は「がんかもしれない」という恐怖ではなく、「早期発見のチャンス」です。この結果は、あなたの体が出してくれたSOSかもしれない。見逃さないでください。
当院での対応
当院では、便潜血陽性と言われた方が安心して精密検査を受けられるよう、以下の体制を整えています。
まず、検査は男性医師および女性医師がおりますので事前に相談可能です。画像を見ながら結果説明まで一貫して対応します。
また、鎮静下内視鏡(いわゆる「眠った状態での検査」)に対応しており、苦痛をほとんど軽減できるように行っております。
ポリープが見つかった場合は、その場で切除します。発見・診断・治療をすべて一度の検査で完結できます。
検査後は、実際の内視鏡映像をご覧いただきながら、わかりやすく結果をご説明します。
お仕事をお持ちの方のために、土曜日の検査にも対応しております。(日曜日(自費)もネットから予約可能です)
まずはお気軽にお電話またはWeb予約でご相談ください。専門スタッフが丁寧にご案内いたします。